【FFTCG】たらたらクソデッキ vol.2 『土風ダークサイド』
2018年4月5日 TCG全般MASTERS2018、開幕
先週末に今年最初のMASTERSが千葉で開催された。
環境初期らしく、多種多様なデッキが結果を残すこととなり、世界中のFFTCGプレイヤーを沸かせたことだろう。
優勝したのは氷単だが、まだまだOpus5環境は始まったばかりで、デッキビルダー達の頭を悩ませる日々はまだまだ続くだろう。
かくいう私もその一人だ。
あのSuper Crazy Golbezこと『血盟ゴルベーザ』はシナジー面では完ぺきだった。
そう、シナジー面だけでは。
いざ実践に投入してみるとやれ色事故だのやれフォワードが小さすぎて殴れないだの問題は山積みであった。
そもそも『ゴルベーザ』というデッキタイプを選択した時点で、ある程度の手札事故と強力なカウンターカード(ヤ・シュトラや闇の王など)には目を瞑らなければならない。
まあ仕方ない。どんな無謀なコンセプトも「新しいカードを試したかった」という理由で正当化できるのが新弾発売直後の特権だ。
ならば次なるクソデッキを作るしかあるまい。
今こそがクソデッキが最も輝く時期なのだから。
1.妄想編
クソデッキ、反省を踏まえる。
『血盟ゴルベーザ』は『ゴルベーザ』であるが故に安定性を犠牲にし、また弱点を増やしすぎた。
しかし失敗ばかりでもない。私はこのデッキに1枚だけ組み込まれたあるカードに注目していた。
『モグ(MOBIUS)』である。
このカードのサーチ範囲は色指定もなければジョブ指定もない。条件はただ『フォワードであること』だけなのだ。強力でないわけがない。
問題は、これをどう使うかというところである。
万能サーチといえばやはりコンボデッキだろう。
そうなれば探すしかない。必殺コンボを。そのための相方を。
と思った矢先のことである。このデッキを見てもらいたい。
https://ffdecks.com/deck/5838051678879744
イルーア・ワンターン・キル
そう、私が必殺コンボを探そうとした今からおよそ一週間前に、すでにワンショットキルを完成させているプレイヤーがいたのだ。
この作成者のpetityanというプレイヤーは只者ではない。おそらくこれまでも数々のおもちゃデッキを生み出してきたに違いない。
だが待て、暫し。
このデッキは4色だ。しかもコンボパーツのサーチ手段として『ガリークランのシド』や『メルウィブ』を採用してはいるが、『モグ(MOBIUS)』のサーチ範囲には叶わないだろう。
ならばどうするか。もちろん、1~2色で作ればいいのだ。
さて、前回も記載したように、大切なのは『狂気』と『殺意』だ。
そうなれば『殺意』の権化であるヘイストは必要だろう。
しかし困ったことに『モグ(MOBIUS)』のいる土にはヘイストを持ったカードはおろか、ヘイストを付与するカードすらない。
これでは行き止まりである。仕方がないので、ひとまず光・闇のカードを眺めることにした。
すると素晴らしいカードがあるではないか。
『エルドナーシュ』だ。
『真世界』は追加ターンを得る代わりにその後敗北するという、いかにも闇の力を体現しているスペシャルアビリティだ。
闇の力と聞いてしまっては躊躇してしまうプレイヤーもいるかもしれない。
しかし彼らに私はこう伝えようと思う。
「暗黒面のパワーは素晴らしいぞ」と。
そう、私は気付いてしまったのだ。
追加ターンということは、エルドナーシュを含めそのターンに出したフォワードは実質全部ヘイスト、ということになる。いや、その理屈はおかしい
これなら『モグ(MOBIUS)』での安定化もマッチするし、何より同じ土に『エルドナーシュ』をサーチ可能な『星の巫女』がある。
これだけの条件がそろっているのならば使うしかあるまい。
輪郭ができてきたところでいよいよ構築だ。
2.爆誕編
クソデッキ、フォースの暗黒面に取りつかれる。
デッキ名:土風ダークサイド
フォワード26枚
Lエルドナーシュ2
Lシャントット3
Hカムラナート1
Rガブラス(Opus5)3
Hイングズ2
Hラウバーン2
Hダダルマー2
狩人2
PSYCOM治安猟兵3
WRO隊員3
精霊使い3
バックアップ18枚
モグ(MOBIUS)3
星の巫女3
WRO隊員3
セミ・ラフィーナ3
アルクゥ3
マリア2
カオス1
召喚獣6枚
戒律王ゾディアーク3
ヘカトンケイル(Opus4)3
暗黒面のパワーは素晴らしいぞ
なんかただの重いだけのデッキになってしまったような気もするが、構築中に私はあることに気が付いた。
まず『ガブラス』を見てほしい。
こいつは『ダース・ベイダー』だ。
いきなり何を言い出すかと思うかもしれないが、まずはこの前提を受け入れてほしい。
兜とか鎧のような気もするがマスクっぽいのしてるしつまりはそういうことだ。(雑)
続いて『PSYCOM治安猟兵』。
こいつらは次から次へと出てくる。
ということはつまり『ストームトルーパー』である。
誰だよと思う方のために説明しておくと、変なお面被ったたくさんいるあの白いやつらである。
一応採用理由も説明しておくと、軽くて並ぶのが『戒律王ゾディアーク』と相性よさそうだったからだ。
その『戒律王ゾディアーク』はまさに銀河帝国の宇宙要塞デス・スターが誇るスーパーレーザー砲そのものである。
最高出力で星一つを粉砕できるのだから、相手のフォワードなんぞひとたまりもない。
そして今回の核、『エルドナーシュ』
もちろんこいつはわれらがマスター『ダース・シディアス』だ。
着てる服もなんとなくそれっぽいし理解してもらえると思う。
『ダダルマー』や『シャントット』については『スター・ウォーズ』シリーズのどこを探してもいなかったので諦めた。
と、いった感じに・・・
このデッキのカードはまさにフォースの暗黒面を体現しているのだ。
ここまで来るともうゲーム開発課の中にも暗黒面が潜んでいるとしか思えない。
そう、このデッキは作られるべくして作られたといっても過言ではない。
あとは実戦で勝利を手にするだけである。
3.実戦編
クソデッキ、5連戦する。
・第1戦 vs水単
セミ・ラフィーナ 精霊使い 星の巫女×2 戒律王ゾディアーク
という手札をキープ。先手1t目に『セミ・ラフィーナ』から2t目に『星の巫女』→『カムラナート』サーチ、3t目『星の巫女』起動『カムラナート』で『カオス』サーチ、『星の巫女』プレイで『エルドナーシュ』サーチ、ドローで引いた『モグ(MOBIUS)』をプレイ、とかなりきれいに回り始める。
が、そんなことは関係なく『オズマ』の『フレアスター』で場が壊滅して負け。
『オズマ』こそデス・スターの名にふさわしいような・・・
・第2戦 vs風単チョコボ
序盤の攻勢で5点を受けつつも、『星の巫女』でサーチした『シャントット』と『ヘカトンケイル』で一気に盛り返す。
『ダダルマー』や『カムラナート』が場を支配したところで『真世界』からの『ガブラス』起動+『戒律王ゾディアーク』が見事決まって勝ち。
完全にオーバーキル
・第3戦 vs風雷サボテンダー
出すカードが全部除去されていくので『星の巫女』から『エルドナーシュ』をプレイ。
すると『ディアボロス』で除去+バックアップアクティブから『ジタン』で『エルドナーシュ』抜かれて絶望。
そのまま除去でアド稼がれて負け。
・第4戦 vs水雷騎士
バックの並べ合いの中で『星の巫女』から『カムラナート』をプレイし、これが生き残ったので序盤で3点を稼ぐ。
バックが並んだところで『PSYCOM治安猟兵』を一気に3体プレイし、『戒律王ゾディアーク』でとどめ。ジェダイの騎士など敵ではなかった。
・第5戦 vs氷単
序盤に素出しした『カムラナート』が生き残ったので氷属性を選択。安心しきって『星の巫女』でサーチした『エルドナーシュ』と『精霊使い』『WRO隊員』プレイし、次のターンで『モグ(MOBIUS)』から『真世界』決めてやろう・・・
と悪いこと考えてたら『ヴェイン』出されてグダグダに。
除去待ってたらまさかの『闇の王』出てきて3体フォワード持ってかれて負け。
結果 2-3
4.後悔編
クソデッキ、即解体。
『ガブラス』いるとはいえさすがに『戒律王ゾディアーク』3枚はデッキではなかった。
というかデッキが重い癖に『星の巫女』やら『モグ(MOBIUS)』やらがバリンバリン自壊するので気が付いたら手札がなくなっていた。
たしかに、『真世界』『戒律王ゾディアーク』は決まれば相手が宇宙の塵と化すのだが、如何せん下準備が大変すぎた。
せめて『戒律王ゾディアーク』をサーチするカードがあれば・・・
いや、あった。
デッキ名:土風ダークサイド
フォワード26枚
Lエルドナーシュ2
Lシャントット3
Hカムラナート1
Rガブラス(Opus5)3
Hイングズ2
Hダダルマー2
狩人2
PSYCOM治安猟兵3
WRO隊員3
剣闘士2
精霊使い3
バックアップ19枚
モグ(MOBIUS)3
星の巫女3
リディア(3CP)2
WRO隊員3
セミ・ラフィーナ3
アルクゥ3
マリア1
カオス1
召喚獣5枚
戒律王ゾディアーク2
ヘカトンケイル(Opus4)3
というかそもそも『カムラナート』でサーチできた。テキストはよく読もう。
強いかはこのデッキを使う君次第だ(丸投げ)。
ではでは。
先週末に今年最初のMASTERSが千葉で開催された。
環境初期らしく、多種多様なデッキが結果を残すこととなり、世界中のFFTCGプレイヤーを沸かせたことだろう。
優勝したのは氷単だが、まだまだOpus5環境は始まったばかりで、デッキビルダー達の頭を悩ませる日々はまだまだ続くだろう。
かくいう私もその一人だ。
あのSuper Crazy Golbezこと『血盟ゴルベーザ』はシナジー面では完ぺきだった。
そう、シナジー面だけでは。
いざ実践に投入してみるとやれ色事故だのやれフォワードが小さすぎて殴れないだの問題は山積みであった。
そもそも『ゴルベーザ』というデッキタイプを選択した時点で、ある程度の手札事故と強力なカウンターカード(ヤ・シュトラや闇の王など)には目を瞑らなければならない。
まあ仕方ない。どんな無謀なコンセプトも「新しいカードを試したかった」という理由で正当化できるのが新弾発売直後の特権だ。
ならば次なるクソデッキを作るしかあるまい。
今こそがクソデッキが最も輝く時期なのだから。
1.妄想編
クソデッキ、反省を踏まえる。
『血盟ゴルベーザ』は『ゴルベーザ』であるが故に安定性を犠牲にし、また弱点を増やしすぎた。
しかし失敗ばかりでもない。私はこのデッキに1枚だけ組み込まれたあるカードに注目していた。
『モグ(MOBIUS)』である。
このカードのサーチ範囲は色指定もなければジョブ指定もない。条件はただ『フォワードであること』だけなのだ。強力でないわけがない。
問題は、これをどう使うかというところである。
万能サーチといえばやはりコンボデッキだろう。
そうなれば探すしかない。必殺コンボを。そのための相方を。
と思った矢先のことである。このデッキを見てもらいたい。
https://ffdecks.com/deck/5838051678879744
イルーア・ワンターン・キル
そう、私が必殺コンボを探そうとした今からおよそ一週間前に、すでにワンショットキルを完成させているプレイヤーがいたのだ。
この作成者のpetityanというプレイヤーは只者ではない。おそらくこれまでも数々の
だが待て、暫し。
このデッキは4色だ。しかもコンボパーツのサーチ手段として『ガリークランのシド』や『メルウィブ』を採用してはいるが、『モグ(MOBIUS)』のサーチ範囲には叶わないだろう。
ならばどうするか。もちろん、1~2色で作ればいいのだ。
さて、前回も記載したように、大切なのは『狂気』と『殺意』だ。
そうなれば『殺意』の権化であるヘイストは必要だろう。
しかし困ったことに『モグ(MOBIUS)』のいる土にはヘイストを持ったカードはおろか、ヘイストを付与するカードすらない。
これでは行き止まりである。仕方がないので、ひとまず光・闇のカードを眺めることにした。
すると素晴らしいカードがあるではないか。
『エルドナーシュ』だ。
『真世界』は追加ターンを得る代わりにその後敗北するという、いかにも闇の力を体現しているスペシャルアビリティだ。
闇の力と聞いてしまっては躊躇してしまうプレイヤーもいるかもしれない。
しかし彼らに私はこう伝えようと思う。
「暗黒面のパワーは素晴らしいぞ」と。
そう、私は気付いてしまったのだ。
追加ターンということは、エルドナーシュを含めそのターンに出したフォワードは実質全部ヘイスト、ということになる。
これなら『モグ(MOBIUS)』での安定化もマッチするし、何より同じ土に『エルドナーシュ』をサーチ可能な『星の巫女』がある。
これだけの条件がそろっているのならば使うしかあるまい。
輪郭ができてきたところでいよいよ構築だ。
2.爆誕編
クソデッキ、フォースの暗黒面に取りつかれる。
デッキ名:土風ダークサイド
フォワード26枚
Lエルドナーシュ2
Lシャントット3
Hカムラナート1
Rガブラス(Opus5)3
Hイングズ2
Hラウバーン2
Hダダルマー2
狩人2
PSYCOM治安猟兵3
WRO隊員3
精霊使い3
バックアップ18枚
モグ(MOBIUS)3
星の巫女3
WRO隊員3
セミ・ラフィーナ3
アルクゥ3
マリア2
カオス1
召喚獣6枚
戒律王ゾディアーク3
ヘカトンケイル(Opus4)3
暗黒面のパワーは素晴らしいぞ
なんかただの重いだけのデッキになってしまったような気もするが、構築中に私はあることに気が付いた。
まず『ガブラス』を見てほしい。
こいつは『ダース・ベイダー』だ。
いきなり何を言い出すかと思うかもしれないが、まずはこの前提を受け入れてほしい。
続いて『PSYCOM治安猟兵』。
こいつらは次から次へと出てくる。
ということはつまり『ストームトルーパー』である。
誰だよと思う方のために説明しておくと、変なお面被ったたくさんいるあの白いやつらである。
一応採用理由も説明しておくと、軽くて並ぶのが『戒律王ゾディアーク』と相性よさそうだったからだ。
その『戒律王ゾディアーク』はまさに銀河帝国の宇宙要塞デス・スターが誇るスーパーレーザー砲そのものである。
最高出力で星一つを粉砕できるのだから、相手のフォワードなんぞひとたまりもない。
そして今回の核、『エルドナーシュ』
もちろんこいつはわれらがマスター『ダース・シディアス』だ。
着てる服もなんとなくそれっぽいし理解してもらえると思う。
と、いった感じに・・・
このデッキのカードはまさにフォースの暗黒面を体現しているのだ。
ここまで来るともうゲーム開発課の中にも暗黒面が潜んでいるとしか思えない。
そう、このデッキは作られるべくして作られたといっても過言ではない。
あとは実戦で勝利を手にするだけである。
3.実戦編
クソデッキ、5連戦する。
・第1戦 vs水単
セミ・ラフィーナ 精霊使い 星の巫女×2 戒律王ゾディアーク
という手札をキープ。先手1t目に『セミ・ラフィーナ』から2t目に『星の巫女』→『カムラナート』サーチ、3t目『星の巫女』起動『カムラナート』で『カオス』サーチ、『星の巫女』プレイで『エルドナーシュ』サーチ、ドローで引いた『モグ(MOBIUS)』をプレイ、とかなりきれいに回り始める。
が、そんなことは関係なく『オズマ』の『フレアスター』で場が壊滅して負け。
・第2戦 vs風単チョコボ
序盤の攻勢で5点を受けつつも、『星の巫女』でサーチした『シャントット』と『ヘカトンケイル』で一気に盛り返す。
『ダダルマー』や『カムラナート』が場を支配したところで『真世界』からの『ガブラス』起動+『戒律王ゾディアーク』が見事決まって勝ち。
・第3戦 vs風雷サボテンダー
出すカードが全部除去されていくので『星の巫女』から『エルドナーシュ』をプレイ。
すると『ディアボロス』で除去+バックアップアクティブから『ジタン』で『エルドナーシュ』抜かれて絶望。
そのまま除去でアド稼がれて負け。
・第4戦 vs水雷騎士
バックの並べ合いの中で『星の巫女』から『カムラナート』をプレイし、これが生き残ったので序盤で3点を稼ぐ。
バックが並んだところで『PSYCOM治安猟兵』を一気に3体プレイし、『戒律王ゾディアーク』でとどめ。ジェダイの騎士など敵ではなかった。
・第5戦 vs氷単
序盤に素出しした『カムラナート』が生き残ったので氷属性を選択。安心しきって『星の巫女』でサーチした『エルドナーシュ』と『精霊使い』『WRO隊員』プレイし、次のターンで『モグ(MOBIUS)』から『真世界』決めてやろう・・・
と悪いこと考えてたら『ヴェイン』出されてグダグダに。
除去待ってたらまさかの『闇の王』出てきて3体フォワード持ってかれて負け。
結果 2-3
4.後悔編
クソデッキ、即解体。
『ガブラス』いるとはいえさすがに『戒律王ゾディアーク』3枚はデッキではなかった。
というかデッキが重い癖に『星の巫女』やら『モグ(MOBIUS)』やらがバリンバリン自壊するので気が付いたら手札がなくなっていた。
たしかに、『真世界』『戒律王ゾディアーク』は決まれば相手が宇宙の塵と化すのだが、如何せん下準備が大変すぎた。
せめて『戒律王ゾディアーク』をサーチするカードがあれば・・・
いや、あった。
デッキ名:土風ダークサイド
フォワード26枚
Lエルドナーシュ2
Lシャントット3
Hカムラナート1
Rガブラス(Opus5)3
Hイングズ2
Hダダルマー2
狩人2
PSYCOM治安猟兵3
WRO隊員3
剣闘士2
精霊使い3
バックアップ19枚
モグ(MOBIUS)3
星の巫女3
リディア(3CP)2
WRO隊員3
セミ・ラフィーナ3
アルクゥ3
マリア1
カオス1
召喚獣5枚
戒律王ゾディアーク2
ヘカトンケイル(Opus4)3
というかそもそも『カムラナート』でサーチできた。テキストはよく読もう。
強いかはこのデッキを使う君次第だ(丸投げ)。
ではでは。
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